【速報】アリババグループ 2015年11/11のネットショップ売上目標額は100億ドル突破!

明日、11月11日は中国で単身の日と呼ばれていますが、
中国のネットショップ業界だけでなく、世界中が注目する1日となる。

中国国内の会社では、
「どこのショップが安い?」
「もうカートに入れた?」
「12時になったら、即購入できるように準備完了!!」
など、お仕事中にも関わらず、にぎやかな声を耳にしていた。

さて、気になるのは、毎年大台をたたき出しているアリババグループの天猫(t-mall)。昨年は93億ドル(1兆1千4百万円)と日本国内からすると、桁違いな売上を1日にただき出しているのだが、今年はなんと100億ドル(1兆2千万円)を目標と掲げているようだ。

中国国内の買い物の祭典ともよばれるこの日を、誰よりも楽しみにしているのは、消費者もさることながら、アリババ創業者であるジャック・マー氏であろう。
2015年11月9日に出ていた中国国内の記事より:
【Yesky新闻频道消息】一年一度的双11购物狂欢节即将开启,据美国全国广播公司(NBC)报道,今年阿里巴巴在双11当天的交易额有望突破100亿美元大关。
双11(光棍节)起源于90年代的大学校园,而在2009年随着淘宝的推动,现在这一节日的意义已经离“光棍”二字越来越远,双11更大程度上成了全中国人民购物狂欢节,甚至是全球购物狂欢节。

それでは、天猫(t-mall)の特大セールに参戦する、中国の各モールの一部を紹介したい。

天猫(T-mall)
中国国内の『巨人』とも呼ばれる、商品数も最も多い巨大モールである。
今年の売上が大変気になるところだ。
tmall

京東(JD)
元々電化製品中心に販売していた、このモールは、配送スピードや安心・安全をウリに、商品ジャンル数を増やし、天猫に追随すべく、利用ユーザーも伸ばしている注目のモールである。
JD
一号店
食品や、飲料品など世界中のスーパーマーケットのようなこのモール。
毎年、まとめ売りや増量サービスなど、11月11日の特大セールに期待できる。
一号店
唯品会
コスメや美容関連の商品を多く取り扱うモールである。
特に10代後半~30代の女性ユーザーが多い。
yuiitu
苏宁易购
家電を中心に展開しているこのモール。
実際にリアル店舗も中国各地に出展しているため、モールとリアルでの販売が可能である。
高額消費の値下げに注目である。
sunin
亚马逊(amazon)
中国国内では、天猫モール等を追随状態であるamazon。
他社と違い、書籍の販売数は群を抜いている。
あまぞn
中国国内では、物流や決済サービスの充実から、更にネットショップユーザーが増えている。
日本でも、これほどのネットショップ戦線を期待したい。

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執筆:
ネットショップ能力認定機構 事務局 猿楽

プリンをこよなく愛す、自称プリンアドバイザー。
2011年-2014年まで上海の通販会社に勤務。通販、店舗出店の営業・企画に従事。
ネットショップに関連する、気になる「アレコレ」を、
様々な情報を抜粋して、ご紹介いたします。

ついに解禁!ここでしか聞けない、通販業界の裏側【大暴露セミナー】

きたる11月27日、メディア、ECカート、WEB広告、人材育成など今までにない通販市場の「裏話」を、業界の先駆者である登壇者が一挙大公開!
きっとあなたの通販運営に役立つリアルな「ネタ」が満載!

<セミナープログラム>豪華4本立てです!
1、RKB毎日放送株式会社
メディア事業局メディア事業部 チーフプロデューサー 池田 浩氏

【TVマンが明かす、『常識にとらわれないTVの活用方法』】
~誰も教えてくれない、TVのリーズナブルな使い方を教えます

2、GMOメイクショップ株式会社
師橋 淳一氏

【「やってみなきゃわからなかった」ネットショップの失敗事例から考える、
失敗しないネットショップ開店】
~世界で15万、国内22,000店舗のオフィシャルネットショップの裏側で採用されているMakeShopがお伝えする、失敗事例とは。巷の成功事例にさらに突っ込みたい方、新しくネットショップを考えているけど、失敗できない企業担当者向けのセクションです。

3、ソウルドアウト株式会社
九州営業部部長 西岡 寿氏

【WEB広告代理店の「上手」な使い方教えます】
~世の中には、星の数ほどのWEB広告代理店があるけれど、一体どこと付き合えば良いのだろうか?そんな担当者様のお困りを解消します!ぶっちゃけな耳より情報いかがです?

4、一般財団法人ネットショップ能力認定機構
理事 事務局長 森戸 裕一氏

【2020年がやってくる!「EC×人材」「EC×地方」で見る新しい働き方とは】
~「地方創生」「女性活躍促進」が叫ばれる中、東京オリンピックがある2020年前後で、人々の働き方が大きく変わる事が予想されます。日常となった「EC」は今後「人材」「地方」にどのような影響を与えるのか、ネットショップ能力認定機構 事務局長が語る未来とは。

<セミナー詳細>
日時:2015年11月27日(金)14~17時(13時30分受付開始)
場所:RKB毎日放送株式会社 7階 大会議室
福岡市早良区百道浜2丁目3番8号
西鉄バス:博物館南口徒歩5分/博物館北口徒歩3分/福岡タワー南口徒歩2分
定員:50名
参加対象者:通販事業者様に限らせていただきます。
参加料:無料
担当:猿楽(さるがく)

★お申込みはコチラ

先着50名のため、お早目にお申込みください。

「免税」表示だけではない、中国のイベントを使ったインバウンド戦略とは

今回から始まる、「アジアの買い物事情」。
インバウンド、爆買い、越境など海外にまつわるサービスへの注目が高まるなか、最も観光客数が多く、商品額も大きいとされている「中国」の買い物事情について、伝えていきたい。

①
先週日本では、「ハロウィン」が過去最高の盛り上がりを見せ、各地でイベントが開かれていた。お隣中国でも、日本同様様々なイベントがあり、PR戦略を立てるためには必要不可欠だ。
下記は、中国の祝日・イベントをまとめた一覧である。
中国イベントカレンダー
中国では、旧暦に則った設定になっているため、日にちが祝日も含まれるため、毎年祝日はチェックを行う必要がある。
また、上記表を見て連休が多いと思われたのではないだろうか。実は中国では、祝日と休日が離れている場合、連休にするために休日を作っている。
どういうことかと言うと、木曜が祝日の場合で比較したものを見てほしい。
<日本の場合>              <中国の場合>
木曜:祝日                木曜:祝日
金曜:通常通り勤務、登校         金曜:休日
土日:休日                土曜:休日
                     日曜:通常通り勤務、登校

3連休を生み出すため、関係のない日を休みにし連休を繋げ、その分通常休日である日曜などに通常出社する事がよくある。
2

日本とは違う?男性が女性へプレゼントを贈る習慣

●【情人节】(バレンタイン)2月14日
上記にも記載している通り、基本的に女性から男性へ何かプレゼント(チョコ)を渡すのではなく、男性から女性へプレゼントを渡すことが一般的。
例として、ハーゲンダッツのキャンペーンを見てほしい。
2

女ごころをくすぐる、このチョコフォンデュ。割とお値段もするため、「男性にプレゼントをされたという優越感」と、SNS等で画像アップすることで「かわいいものを食べている私」という、自己ブランディングにも繋がる。ハーゲンダッツの店舗で、男性が女性にこの商品をプレゼントする姿をよく見かけるようになった。
★インバウンド対応としては、【情人节】のPOPとともに、女性向けのギフト商品がとても親和性が高い。

●【妇女节】(婦人節)3月8日
既婚者や、成人以上の女性の日とされる。女性向け商品のセールや、特売など多く実施されることが多い。
womensday
★インバウンド対応としては、【妇女节】のPOPとともに、女性向けの商品のセールなど実施を行うと、非常に親和性が高い。

特大セール!11月11日シングルスデー

11月11日は、中国のネットショップ・通販業界では外せない日になっている。2014年の1日の売上はなんと571億元(約1兆800億円)。各社モール出店社は、50~70%OFFの特大セールに向けて、商品生産や人員増、広告の準備に追われる。

消費者も、11月11日0時1分から商品を探しても間に合わないため、事前に購入したい商品をチェックし、すぐに購入ができる体制を取っている。

既に、モール最大手のタオバオでは、11月11日までのカウントダウンを表示、主力店舗の販売商品なども閲覧できるようになっている。
taobao

★インバウンド対応としては、11月11日の前後にセールを行う事も一つだろう。
日本国内からも、「越境EC」を利用することで中国国内で販売ができるため、ぜひこの特大セールの波に挑戦してみてはどうだろうか。

次回は、中国人の方になじみの深い販売表示形式、方法をお伝えします。
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執筆:
ネットショップ能力認定機構 事務局 猿楽

プリンをこよなく愛す、自称プリンアドバイザー。
2011年-2014年まで上海の通販会社に勤務。通販、店舗出店の営業・企画に従事。
ネットショップに関連する、気になる「アレコレ」を、
様々な情報を抜粋して、ご紹介いたします。

「売る楽しみをもっともっと知ってもらいたい」withwish大川さんに取材をしてきました。

EC市場の拡大とともに、ネットショップに関するツールも充実してだれでも簡単に出店できるようになりました。
しかしながら、実際ショップをはじめてみても、なかなか売れないことが多く、PCを目の前に作業をして孤独なネットショップ店長も多いと思います。
EC総研では、そういったショップ運営者をサポートしてくれる勉強会を応援しています。
今回は、東京で勉強会を行っているwithsih代表大川奈奈さんを取材させていただきました。

withwish 大川さん

売る楽しみをもっともっと知ってもらいたい

櫻木:大川さんは普段どのような活動をされているんですか?

大川さん:Facebookの講師、またFacebookの講師をする前からネットショップの運営をしていました。Facebookの授業を受けてくださった生徒さんからネットショップの問い合わせをいただくことが増えてきてきたのと、私自身「売る」ことよりも「教える」ということが好きだったので、ネットショップについて学ぶ機会を作ろうとおもい勉強会をはじめました。

「教える」という以外の観点ですと「日本の日常の美」をフェイスブックを通して伝えています。日本の日常の生活のなかには、あちらこちらに美が存在しています。その美しさを感じ取れる感性があるからこそ日本の美を創り出すことができると考えています。なので、その繊細な感性を失ってほしくないという思いから情報発信をしています。

いま新規事業として「日本の美を伝える」という観点から着物の軸としたビジネスを考えています。眠っている着物の古布をリメイクをして、小物やドレスなど普段手にすることできるお気に入りの一品ができると思うとワクワクしますね。

櫻木:「日本の日常の美」を伝えること、着物のリメイクとても興味深い取り組みですね。いま行っていらっしゃるネットショップの勉強会について詳しくお聞かせいただけますか?

大川さん:「売る楽しみ」を知ってもらうことに一番力をいれています。まずはAmazonで本を出品することを学んで「売る」ということを経験してもらうようにしています。座学の部分はネットショップ検定のテキストを使って一緒に学んでいます。学んだ後には、ヤフーオークションへの出品や、インスタントカートを使っての出店などステップアップ形式で実践を積んでもらっています。

櫻木:当機構のテキストを使っていただきありがとうございます。勉強会でネットショップ検定のテキストをお使いいただいている理由というのはどの辺にあるでしょうか?

大川さん:ネットショップに関する本はたくさんあるのですが、勉強会の教科書として使える体系だった本がネットショップ検定のテキスト本しかなかったことが理由として挙げられます。ネットショップで簡単に売れる時代だからこそ、ネットショップに関する基礎知識、ネットショップの関連法規や物流やメール対応など含めてしっかり学ぶ必要があると考えています。

櫻木:まさに私たちが伝えたいことを実践していただいていますね。
勉強会にはどのようなかたが参加されているのでしょうか?

大川さん:人柄としては前向きな方が多いように感じます。個人事業主で、ご自身で何かを作っておられる方がよく来られていますね。

櫻木:参加されているからはどのような声をいただいていますか?

大川さん:みなさん勉強会で実際に売ることを体験して、「えぇぇそんなことができるの!」「簡単!」などということをよくおっしゃいますね。
あと、同じ目標をもった人たちが集まって学び合う雰囲気なので、純粋に楽しいという声を一番いただきます。

櫻木:学びの場が楽しいというのはいいことですね。また学ぶ場をとおして仲間ができるというのは孤独になりがちなネットショップ店長にとってはとても嬉しいですね。

櫻木:さて、最後の質問です。これからはどのようなことに力をいれていきたいと考えていらっしゃいますか?

大川さん:ネットショップ運営について知らない人はまだまだたくさんいると思うので、勉強会での経験を生かしてもっともっと教えていきたいです。
私自身もショップを運営していて、バナーやサイト制作のデザインや、写真撮影、クラウドソーシングの活用などについても学ぶ必要があると感じているので、そういった内容もやっていければと考えています。

櫻木:基礎知識を学んだあとは、やはり手を動かして改善のくりかえしですもんね。こういった学びの場はますます必要になってくると感じています。大川さんお時間をいただきありがとうございました!

お知らせ

EC総研では、ネットショップの勉強会を行っている方を応援します!
取材希望者はこちらからご連絡ください。


取材協力

withwish 大川奈奈さん
ソーシャルコマースプロデューサー、
10年前からやりたかったネットショップ・・・1年前にやっとオープンできました。
Amazon、ヤフオク!、ポータルサイトでの出店、そして自社ショップへと、一歩一歩力をつけていくうちに、ネットで物を売る楽しみを沢山の方々に知っていただきたいと思うようになりました。
そう思って、なんとなくアットホームな雰囲気の中で身近な仲間に伝えていける場づくりが出来るようになりました。
次は自社ブランド商品を作り、SNSを活用しながら世界にむけて販売できるネットショップを作ります。
Eコマースについて仲間と語れる『ECカフェ』を目指して、がんばります!
勉強会ページ
<Net Shop School  11月8日開催>
https://www.facebook.com/events/1015543655153305/

地方から広がる、ネットショップの輪

10月半ば日本中小機構情報化支援協議会(以下JASISA)は、Webを活用した活性事業の一環で、焼き物で有名な佐賀県伊万里市に、「こんな商品もネットで買える!体験コーナー」を実施。

今回実施を行った佐賀県は、スマートフォンを使ったインターネット活用率が、
九州の中では最も高く、全国平均で見ても利用者は多い状況。
利用状況出展:総務省「平成 26 年通信利用動向調査の結果」引用

ただし、佐賀県をはじめとする、ネットショップ大国と言われる九州においては、
全国から見ても、インターネットを利用した支出総額が低いとの統計が出ている。
ネットショップ推移グラフ

ネットショップ推移数値出展:総務省統計局「家計消費状況調査年報(平成25年)結果の概況」引用

地方から、世界に向けて商品を販売する以前に、ネットショップを利用したことがない非ネットショップユーザーが多い状況の中で、自治体等の補助金事業の一環で、いきなりネットショップを開店し、販売を開始することで、予期せず消費者とのトラブルにも繋がるケースも増えている。

その反面、日頃からネットショップを利用するネットショップユーザーは、届いたときの商品の梱包状況や、注文した後にどのようなメールが届いているのか、などの流れを、少なからずイメージすることが可能である。

今回JASISAは、まずはネットショップの利便性を知ってもらいたいとの想いから、「こんな商品もネットで買える!体験コーナー」を設置し、実際にネットショップで販売されている商品を展示。
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購入する商品が自宅まで届く利便性や、遠隔地にある商品が簡単に手に入るという、ネットショップの特性を多くの方に知っていただくため、伊萬里まちなか一番館の全面協力のもと、実施が実現。
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ネットショップを通じて、世界中に販売を行う伊万里市の方を更に増やすため、「まずは知ってもらう」ことに重点を置いたこのイベントは、今後も一番館で継続的に実施を行っていくようだ。

また、気になる商品はその場でネットで購入ができる、ネットショップの特性を生かし、伊万里市では見かけない他の都道府県の商品を展示することで、販路拡大を行いたい販売者や生産者とのマッチングの場としても期待ができる。
ここ、伊万里市からネットショップを通じた大きな広がりを期待したい。

ネットショップの全体像を学びたい方におススメ!
伊万里市の紹介

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執筆:
ネットショップ能力認定機構 事務局 猿楽

プリンをこよなく愛す、自称プリンアドバイザー。
ネットショップに関連する、気になる「アレコレ」を、
様々な情報を抜粋して、ご紹介いたします。

これからの時代に求められる人になる!ファッションEC入門講座-第4回目

世界に流れる情報の量は2010年にはゼタバイトになり、企業にとっては消費者に何か伝えたくても「伝わらない」時代となりました。
今回は、株式会社パルコメディアコミュニケーション部の島袋 孝一氏をお迎えし、伝わらない時代の消費者行動と、自社での取り組みについてお話いただきました。

<用語集>
トリプルメディア / O2O / オムニチャンネル / LTV

①あなたが伝えたい情報は、
生活者にとってはたった「砂の一粒」である。

佐藤尚之(2015)明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法  講談社現代新書)
情報過多な時代に「お客様とコミュニケーションする」手法が変わってきています。「明日のプランニング(佐藤尚之さん著)」の書籍から、そのエッセンスを引用しながら、お伝えいたします。

2010年、世界に流れる情報量はゼタバイトの時代になりました。
1ゼタバイトは「世界中の砂浜の砂の数」と言われていることから、
本書では情報洪水ならぬ「情報”砂の一粒”時代」に突入したと掲げています。(以下「砂一時代」)

インターネットの爆発的な普及よって迎えた砂一時代においては情報は「ありがたいもの」から
「うざい」ものになりました。

自分に興味関心がない商品、自分にとってほしいタイミングに情報が渡されると「うざい」と感じられるのが砂一時代の一つの特徴です。情報をまとめてくれる「キュレーションメディア」が出てきているのもそのような背景があるからです。

情報を伝える立場としては過酷な時代になったとも言えるでしょう。
しかしながら、このような時代でも「伝わる方法は」あります。

砂一以前と砂一時代が混在する日本

砂一時代以前なお客様」と「砂一時代のお客様」というのが今の日本には混在しています。
まずは「砂一以前なお客」と「砂一時代のお客様」とプランニングを切り分ける必要があります。
suna

インターネットを日常的に使用しない人は日本全体の約4割近くおり、ソーシャルメデイアにいたっては6割の方が利用していません。こういった方はインターネットを使って積極的に情報を収集しているわけではないので、従来の4マスといわれるマスメディアを使ってのコミュニケーションで、「伝わる」ことが多くなります。

スマートフォンのシフトが進んでいるといっても、4割弱つまり約5,000万人の日本人は、まだまだフューチャーフォンを利用していることからも、コミュニケーションの取り方は切り分けて考える必要があります。
伝えたいことを適切な場所・方法で伝えていくことがますます大切になります。

sumafo出典:総務省「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

砂一時代における消費者行動の変化

anata

インターネットが普及した後、スマートフォンのが普及した後で、消費者の行動というのは大きく変わりました。
例えば、友だちとの飲み会の際、お店探しはどうでしょうか?
以前であれば、雑誌や駅前に設置してあったホットペッパー等のフリーペーパーから、お店を予約をしていませんでしたか?
今では、「食べログ」「Retty」などの口コミサイトや、「ホットペッパー」「ぐるなび」などのクーポンのサイトを、PCやスマートフォンで確認していることが多いともいます。

このように何かしようと思った時に、はじめになにか「これだ!」と思うことを、「純粋想起」といいます。

消費者に何かを伝える立場の人間としては、「純粋想起されるかどうか」が、かなり自社の売り上や認知度を左右されるということは、押さえておく必要があります。

そして、いかに「純粋想起」をされるかということを考えていくには、「トリプルメディア」のそれぞれの特性に応じて、お客様と繋がっていくことが求められます。②

次に、パルコがお客様にメッセージを伝えるため、お客様とコミュニケーションするための事例と考え方についてお話いたします。

各施策の根底にある考え方としては、

訪れる人々を楽しませ、
テナントを成功に導く、
先見的、独創的、
かつホスピタリティあふれる
商業空間の創造

という経営理念に沿った施策を打っていくというものがあります。

生活者の変化に追いつくために

パルコではマス・コミュニケーションでの広告展開に強みをもっていました。

しかしながら生活者の接するメディアは多岐にわたり、PCやモバイルというメディアも、生活者が日常的に接点を持つようになりました。
PC・モバイルの施策は行っていたものの、生活者の変化は早く、その変化に追いつくため、2012年度に社内の若手を集めて社内横断組織「WEB戦略プロジェクト」を設置、2013年3月には宣伝部の業務のうち、 WEBに特化した部門「WEBコミュニケーション部」を創設し、生活者の変化に対応できる組織体制を作っていきました。

こういった組織の整備をしつつ先行企業の事例を参考にし、自社の理念にあった施策を実施していきました。

いかにお客様と繋がることができるのか?パルコの取り組み

これまでは4マスを通じてのみお客様との接点は一方通行でした。いまはインターネットのおかげでお客様といつでもどこでも繋がることができます。
このような背景のなかで「O2O」や「オムニチャネル」という言葉が流通業においても叫ばれるようになりました。
ただ、このような言葉も一部の業界の人がつかっているだけで、消費者にとっても自社のスタッフにとっても馴染みのない言葉でした。
platto

パルコ社内では「24時間パルコ」と呼んで、社内関係者や取引先に自社の考えを伝えています。実店舗だけでなく、オンライン(WEB)でもSNSなどを通じて、お客様と、いつでも、どこでもつながって行こう、と考えました。

では、パルコのECの取り組みはどのようになっているのでしょうか?

店頭の商品をネットで注文・取り置きのできるサービスとして「カエルパルコ」というものをやっています。

全国19店舗、約3000ショップが運用しており、「ショップブログ」による情報発信を行っています。日常的にブログを発信していくこと、お客様との日常的なコミュニケーションの機会を持つことからお客様の接点を作っていき、最終的には「購買」につなげていくことが狙いです。
この「カエルパルコ」では、オンライン(ネット)でもオフライン(実店舗)でもどちらも、「実店舗のショップの売り上げ」として計上されます。

ほかにも自社開発の「POCKET PARCO」という、全国のパルコ館内約3,000店舗から、お客様にぴったりの商品情報をお届けするスマートフォンアプリを導入、外部のパートナー様とのコラボで、スマホゲーム「Ingress」をつかったプロモーションキャンペーンなど通じて、経営理念に沿った形、「先見的かつ独創的」な施策で、お客様との接点を創出し、コミュニケーションの深耕を行っています。

<まとめ>

・砂一時代は砂一時代以前に比べて「伝わらない」時代。しかしながら、お客様に応じてプランニングを切り分けて考えていくことで「伝わる」
・このような時代で大切なのはいかに長くお客様と繋がっていけるのか。繋がっていくことでLTV(顧客生涯価値)を最大化できる。

———————
執筆者:
株式会社パルコ メディアコミュニケーション部
島袋 孝一氏
2004年パルコ入社。全国パルコのテナント管理、リーシング業務に従事。本部での店舗オペレーション支援部門、経営企画室を経て、2013年3月より本部でのWEBプロモーションセクションに従事。店舗トリプルメディアの運用支援や、O2Oマーケティング、オムニチャネル化への導入・実践を行う。
マーケティングに関するセミナーでの登壇も豊富で、モバイル&マーケティングEXPO、MarkeZine DAYやアドテック九州などで登壇実績あり。

ECカフェ福岡天神 第4回

今回で4回目を迎えました、ECカフェ!

気軽に話ができる、実践に落としやすい!
と嬉しい声をいただいています。

次回は10月31日(土)開催です。
テーマは届けたい人に、伝えたい情報は届いていますか?
適切な情報収集はできていますか?

ファンを獲得するために、現状を掘りかえりましょう。

詳細チラシはこちら

================================================
日時:2015 年 10 月 31 日(土)14 時~ 16 時
(13 時 30 分~受付開始)
場所:福岡市天神 2 丁目3-36IBBフクオカビル 3 階
ナレッジネットワーク株式会社内
費用:500円(お菓子、お茶代です)

きっと未来のECがみえてくる「ネットショップ担当者フォーラム2015」

株式会社インプレス主催の「ネットショップ担当者フォーラム2015が11月10日〜11日で開催されます。

豪華なスピーカー一覧を見ているだけでワクワクしますね。

ネット&リテール業界に関する日本最大級のコンファレンス

eコマース&マーケティングの明日を語りつくす2日間

「ネットショップ担当者フォーラム2015 」 はeコマース市場、流通市場の現状と課題を把握し、その方策を導くネットショップご担当者のためのコンファレンスです。

今年のテーマは「未来のEコマースはここから始まる」です。

10日のオープニング基調講演には、米国eコマース業界最大大手のInternetRetaier誌の編集長DonDavis氏を迎え、「グローバルECにおける10の重要なトレンド~日本が知るべき北米、欧州、アジアの動向~」を語っていただきます。

また11日のオープニング基調講演には、日本の総合通販大手であるスクロール鶴見社長を迎え、「“脱”総合通販で生まれ変わるスクロールの成長戦略~海外展開、シニア、組織改革…成長めざすScroll Renovationのすべて~」を語っていただきます。

他にもネット&リテール業界に関する日本最大級のコンファレンスとして2日間にわたり、2日間計40セッション以上のコンファレンスをご用意。

海外eコマース、オムニチャネル戦略などリテール業界の革新が進む中で、押さえておくべき最新の業界動向や関連技術など、さらには新しいビジネスモデルのレビューなど、ネットショップ担当者が理解し、見識を深める場を提供していきます。

▼詳細およびお申し込みはこちら
https://netshop.impress.co.jp/event/ec

これからの時代に求められる人になる!ファッションEC入門講座-第3回目-後編

前編では、EC業界のトレンドやプロモーション手法の変化など、
大変分かり易くご説明いただきました。
後編では、プロモーションのトレンドとは?からお話させていただきます。

imahamasani

メディアや発信者の変化やWeb広告の複雑化

従来ファッションのプロモーションで使用されていた雑誌やTV。ユーザーのスマートフォンへのシフトが進むにつれ、SNSやLINEでの認知や自社メディア・アプリなどが台頭してきました。
④

いま顧客接点を多く持つために、「あらゆるところで情報を出す」ということが重要になっています。
Web広告についても、収益構造や出稿方法が変化したことに加えて、アドテクノロジーの発達と配信先の増加により、Web広告が複雑になってきています。

変化するwebマーケティング

従来は販路によって管理する情報と配信方法が、別々になっていました。
具体的に言うと、実店舗の会員はダイレクトメールや、実店舗会員向けのメルマガでセールの情報を伝えて、ネットショップの会員には、ネットショップ専用のメルマガでセールの情報をお伝えしていました。
⑤
いまは実店舗とネットショップの顧客情報は一元管理して、情報発信をしています。
保有している情報に基づいたお客様によって、メルマガの内容を変えたり、ネットショップの画像を変えたりなどの対応も可能になっています。

fashon

自社ECとモールECの共存

自社ECは実店舗でいうと直営で路面店を出すこと、モールECは百貨店やファッションビルに出店することに例えることができます。
モールECへ出店するとしても自社の戦略に基づいて、どのチャネルに出すのかを選択と集中が求められてきています。

モールECの出店としては以下のようなものがあります。
●インショップ
集客~運営~発送全て事業者側で行う。モール側には月額使用料やロイヤリティーを支払う。
例:楽天市場、DeNA

●モールEC主導の平場
商品撮影などはモール側が対応。商品登録や画像の調整などは事業者側が対応。
例:ZOZOTOWN

●販売委託型の平場
出店側は登録のみでよい。その他はモール側が対応。
例:109net、アイルミネ

・完全委託型平場
基本的には事業者出店側は商品提供のみ。
完全に委託することになるのでどうしても融通が利かない面もある
例:マガシーク、スタイライフ

どこまで自社でやってどこまで外注をするのか

自社ECサイトを運営するにしても、完全に自社の社員で行うのか(内製)、外部の企業に運営を代行するのか(外注)によって違いがあります。
●内製型メリット:スピードが早い/自由度が高い/利益率が高い
●内製型デメリット:リストを全てを追う
●外注型メリット:運用が楽/コストは一定/リスクが少ない
●外注型デメリット:スピード、自由度がない/利益率があがらない

もし自社のネットショップの成長スピードを上げたい、利益率を上げたい場合は、内製型へ進むことが一般的です。しかしながら、EC担当者がいないのに内製型にすることは危険です。一部の会社では商品撮影などを自社で対応しつつ、内製ができる体制を整えている例もあります。

<まとめ>

●EC事業の成長には土台となる組織の力、人間力、EC担当者の情熱。それらに加えて販売手法×在庫×集客の3つが必要になってきます。
●お客様がネットでも実店舗でおなじような購買体験ができるように販売手法や在庫を整え、「売れるお店」にした上で集客に力をいれていくことが大切です。
●メディアや情報発信者が変化しているなかWebマーケティング、プロモーション手法は劇的にも変化しています。
●自社ECとモールECの選択においては、それぞれのチャネルの特徴や自社の体制を踏まえた上での内製・外注の選択をおこなうことが大切です。

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執筆:川添 隆(かわぞえ たかし)
株式会社メガネスーパー
EC・WEBグループ ジェネラルマネージャー
●デジタルハリウッド オンライン講師
●文化服装学院 非常勤講師
●ECzine連載
●LINE大使(自称)
メガネスーパーのECとWEB領域を統括。EC事業の売上を2年で2倍、メガネスーパー公式通販サイトは2.6倍の急成長を指揮する。LINE公式アカウントやスタンプも注力。
<略歴>
佐賀県唐津市出身、千葉大学デザイン工学科建築系卒。販売、営業アシスタントとしてサンエー・インターナショナルに従事後、ネットビジネスを志しサイバーエージェントグループのクラウンジュエルへ。ささげ業務から企画、PR、営業まで携わり2010年にクレッジ(クレッジからオルケスに社名変更、その後基幹ブランドのLIP SERVICEリップサービスは現在リンワンが運営)に転じ、EC事業の責任者として自社サイトの売上を2倍以上、EC全体を2年で2倍に拡大。LINE@を活用した事例でも成功を収める。2013年7月より現職。

これからの時代に求められる人になる!ファッションEC入門講座-第3回目-前編

業界研究をテーマに無印良品のCRM戦略と、
顧客時間の重要性について奥谷さんに講演いただいた前回。
今回はファッションECの実績をお持ちで、現在はメガネスーパーの川添 隆さんにファッションEC業界のトレンドやプロモーション手法の変化などについてお話いただきました。

川添さんはECzineでの連載(http://eczine.jp/author/49)、ご自身でのブログ(http://tkzoe.com/)もやっておられるのでそちらもぜひご確認ください。

<用語集>
自社EC / モールEC / DMP(Data Management Platform)

mazuhashitte

①

EC事業の成長には土台となる組織の力、人間力、EC担当者の情熱。それらに加えて販売手法×在庫×集客の3つが必要になってきます。

お客様がネットでも実店舗でおなじような購買体験ができるように販売手法や在庫を整えた上で集客に力をいれていくことが大切です。
kyanpenキャンペーンをやっているのにお客様がこないということが起こらないように、キャンペーンと販促をどのようにに連動させるかがポイントになります。

「実店舗とネットショップをどのように棲み分けるべきか?」という質問を受けることがあります。お客様からしたら同じブランドであればネットショップと実店舗を分けて考えていませんので、「自社のネットショップ」に関しては意図的に棲み分ける必要はなく、直営店の一つとして捉えるべきです。

なぜお客様は自社のネットショップを利用するのでしょうか?
「検索にでてくる」
「好きなブランドの商品が豊富」
「商品が探しやすい」
「ポイントが一緒」
という何気ないところに利用する理由があります。

実店舗とネットショップでの購買体験を比べると、実店舗で買い物をしたときの満足度のほうがまだまだ高いのではないでしょうか?
ファッションEC業界においても実店舗とネットショップのユーザー体験を同期できている店はほとんどありません。

ではどのようにしたら同期することができるのでしょう。
一つの考え方として実店舗とあらゆる販売方法を合わせることがあります。
例えば、販売日を合わせる、まとめ買いのセールを行う、コーディネートのセット販売をする、
ノベルティの配布をネットショップで行うということが挙げられます。

商品画像へのこだわりがトレンドに

ネットショップをやっているとお店の看板のトップページを綺麗にされる方が多いです。しかし、
お客様は商品ページをよく見るので商品画像を変えるだけで売上が変動することもあります。それだけ商品画像は大切です。

商品画像については、モデルを起用するタイプとスタッフを起用するタイプ二つに分かれます。

1)モデル起用
メリット:ビジュアルが安定
デメリット:使用期間が限定される、コストが高い、スケジュールの融通が利かないことがおおい
2)スタッフ起用
メリット:ブランドらしさが表現しやすい、スケジュールの融通がきく
デメリット:必ずしもビジュアルが安定しない

昔は商品画像はすべてモデルで対応することが主流でした。
今は、いまは商品画像のはモデルを起用が多くなり、コーディネート画像はスタッフを起用することがトレンドです。

事例をあげると「アイランド」は1日に多くのスタッフコーディネート画像がをアップされていますしています。

在庫権限こそ最大限の権限かつ売上アップの近道

ネットショップ運営において在庫確保は重大な事業経営課題です。
発注が予算按分で発注されたり、在庫管理がEC部門はEC部門だけであったりすることで、在庫は実店舗にあるのにネットショップでは在庫切れという事態になってしまうことがあります。
いかに在庫がないことでがっかりさせないようにするのかが大事です。
ネットショップ側で商品を発注して、店舗と連携をして在庫を消化するのが理想です。
それはただ、ネットショップと実店舗で売れるものというのは違うこともあるからです。ので、実店舗とネットショップの担当者で話し合って発注することでより全社的な機会ロスを減らすことができます。

ECの利便性の追求で機会ロスを減らす

機会ロスを防ぐ取り組みとしては、店舗ではできないネットショップだからこそできることに取り組んでいくことが大切です。

②

より戦略的になるWEB先行予約

商品入荷後の実販売に先行して予約を受けることを先行予約といいます。
予約のパターンは先行予約だけでなく、再入荷の予約などパターンが増えつつあります。

③

ファンサービスや顧客確保目的だけでなく、先行予約の発注量をみて発注の数量を決めるなどより店舗運営にとってもより戦略的に使われています。

後編では、プロモーションのトレンドをお話させていただきます。
ご期待ください。
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執筆:川添 隆(かわぞえ たかし)
株式会社メガネスーパー
EC・WEBグループ ジェネラルマネージャー
■デジタルハリウッド オンライン講師
■文化服装学院 非常勤講師
■ECzine連載
■LINE大使(自称)
メガネスーパーのECとWEB領域を統括。EC事業の売上を2年で2倍、メガネスーパー公式通販サイトは2.6倍の急成長を指揮する。LINE公式アカウントやスタンプも注力。
<略歴>
佐賀県唐津市出身、千葉大学デザイン工学科建築系卒。販売、営業アシスタントとしてサンエー・インターナショナルに従事後、ネットビジネスを志しサイバーエージェントグループのクラウンジュエルへ。ささげ業務から企画、PR、営業まで携わり2010年にクレッジ(クレッジからオルケスに社名変更、その後基幹ブランドのLIP SERVICEリップサービスは現在リンワンが運営)に転じ、EC事業の責任者として自社サイトの売上を2倍以上、EC全体を2年で2倍に拡大。LINE@を活用した事例でも成功を収める。2013年7月より現職。

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