- Home
- ラーニング・プロモーション動画, 最新情報
- これからの時代に求められる人になる!ファッションEC入門講座-第7回目
これからの時代に求められる人になる!ファッションEC入門講座-第7回目
- 2016/4/2
- ラーニング・プロモーション動画, 最新情報
- コメントを書く
ファッションECをはじめるにあたって、「目的や使える資金に応じて出店方法が変わる」ことを前回お伝えいたしました。
今回から、ウィズプランナーズ株式会社でECコンサルを務める金子洋平氏に、ファッションECサイトを作っていく上で、必要な考え方から制作のコツや守っておくべきEC関連の法律などを、お話いただきます。
今やネットショップは簡単に作れますし、サービスが充実したことで求められる知識やスキルというのは以前ほど多くはありません。しかしながら、今後ネットショップを成長させていくことや、パートナーとの関係構築をおこなっていく中で、知っておくべきことを本日はお話します。
EC運用に必要な知識
ネットショップは「インターネットを使って物を売る」というシンプルなビジネスモデルです。実際に実店舗(リアルなお店)を出すのとは若干違った知識も必要となります。ここでは代表的な例をご紹介します。
1)ウェブ制作の知識(HTMLなど)
実際に作れることに越したことはないですが、「どのような仕組みで動いているのか」という前提知識は必要です。最低限 のHTMLの仕組みを覚えておくと、お店の微調整なども自分でできて便利です。また外注でデザイナーに発注する際も、コスト感やスケジュールなども概算で判断する事ができるようになります。
2)写真撮影のスキル
現在は、各SNSなどの影響により、ブランディングに使用する写真のクオリティの高さが求められます。出来れば時間にゆとりのある学生時代にカメラのスキルは身につけておくと、一つの強みとして活かせるでしょう。
3)文章力
商品説明文、ブログ、SNSへの投稿、インターネット広告のキャッチなど、ECに付帯する文章は非常に多いです。お客様は写真と文章を読んで購入を決めるため、非常に重要な要素です。
4)インターネット業界の知識
インターネット業界はまさに日進月歩です。特にECの業界は新しい流行りやテクノロジーの登場が早いため、日々情報収集が必要です。
誰に何を売りますか?
ここ数年で「インターネットで物を売る」ことはとても簡単になりました。スマートフォン のフリマアプリ「メルカリ」や「フリル」など、スマホで写真撮影するだけで出品ができ、即日に販売することもできます。BASEやStores.jpなど無料または格安で販売ができるショッピングカートの仕組みも登場しています。
その分、自分で販売する商品は「誰が」求めているのか、市場としてどれくらいの規模があるのかなどを正確に把握しなければ、ビジネスの成功はありません。
「インターネットで物を販売する」つまりECを始めるにあたって、「誰に「何を」買っていただくか決めることは非常に重要です。
特に「誰に」はマーケティング業界でも、「ペルソナマーケティング」という言葉あるほどとても重要な要素になります。あなたの商品買ってくださる方は、どこに住んでいて、仕事は何をしていて、年収はどれくらいで、どのようなライフスタイルで生活をしているのでしょうか。
仮の人物像を設定して、自社の商品のクオリティ、価格の設定、販売チャネルなどを正確に決めて行く必要があります。ただ、お客様と競合の動きは絶えず変わっていくものです。ECショップを運営するにあたって、販売するお客様の把握と競合調査も必要になってきます。
競合調査
常に競合を調べる作業が必要です。Googleで例えば「ファッション 通販」「雑貨 通販」な どと検索をすれば様々なサイトが星の数ほど表示されます。自分が販売しようと思っている商材や、それに近いアイテムを販売しているサイトがどれくらいの商品数を取扱っているのか、顧客向けのサービスの充実度、決済方法、配送方法などをしっか りと調べておきましょう。
どうやって知っていただくか
よくホームページを開設して満足する人がいます。そしてネット業界の人は決まってこういうのです。「ホームページを開設しただけでは、無人島にお店を開いていることと同じです。」ホームページはインターネット環境があれば、全世界から24時間いつでも見ることができます。それは放っておいても勝手に商品を売ってくれる「自動販売機」と同じですが、オープン当時は無人島に設置した自動販売機と同然なのです。認知度、知名度をいかに上げていくかが、ECサイトをオープンしてから、まず最初にぶつかる壁になります。どうやって知っていただくかという活動のヒントは、日頃のからの情報収集も欠かせません。
情報収集
EC業界は非常にビジネスの速度が早い業界です。EC業界のニュースを随時チェックすることで、自身のビジネスを成功させられる角度が変わってきます。業界自体に興味を持ち、日々チェックをしましょう。特にショッピングトライブはファッション系のニュースも多く取り上げられるため面白いと思います。
メディア例:
ShoppingTribe:http://shopping-tribe.com/
ECzine:http://eczine.jp/
ネットショップ担当者フォーラム:https://netshop.impress.co.jp/
ECサポーター:http://tsuhan-ec.jp/
ファッションECをはじめるとすrならば、ZOZOTOWNの状況は常にチェックが必要です。ZOZOTOWNは国内ファッションECの王者であり、シェアは圧倒的です。日本でファッションECを展開するのであれば、常にZOZOTOWNとの差別化、上手な付き合い方を模索することが大前提となるため、こういった企業の情報収集も欠かせません。
———————–
講師紹介
金子 洋平氏
1979年、宮城県石巻市出身。大学卒業後、GMOインターネットにてインターネット広告の法人営業を2年経験後、アパレル ECで独立。年商2億円弱まで自己資金で成長させる。2015年よりウィズ・プランナーズ株式会社ビジネスデベロップメント部でECコンサルを担当。
個人ブログ: http://kaneko.tv/ECzine
金子洋平のおしゃれEC通信: http://eczine.jp/author/15
ECサポーター: http://tsuhan-ec.jp/