先日の春分の日3連休で、古巣の上海へ旅行に行ってきました。
お世話になったドラックストアの店長様や、GMS(総合スーパー)の店長様に
上海の小売り状況を伺いました。
【天猫11月11日単身の日 特大セールの裏側】
昨年2015年11月11日の売上は、なんと912億元(約1兆7000億円)を達成。昨年の記録の60%増を記録した。こんなニュースもまだ記憶に新しい。
開始33分で200億元(約4000億円)を突破した事も大変有名な話である。
なぜ、そんなにも開始早々に4000億もの売上があがったのか。
実は昨年から始まった新サービスが裏側にある。
これまでの、11月11日0時になる前に欲しいものをチェックし、0時になってから購入するというスタイルから、事前に欲しい物を予約できる「预售」という事前予約制度ができたという。
販売側としては、開始前から半額分の売上が上がっている状態で11月11日をスタートすることになる。
消費者としても、時間内に購入ができないという、最悪の事態を避ける事ができ、わざわざ0時まで起きておく必要もない。
11月11日に、残り50%分を支払う事で、通常よりも安価で欲しい商品を購入できる。
販売側としても、事前に販売見込数量を把握ができるため、予期せぬ大量注文や在庫切れに伴うクレーム、発送の遅れを緩和し、11月11日までに売り上げを見込んで商品の補充ができる。
消費者としても、販売側としてもありがたいサービスだ。
日系の卸会社でも、11月11日だけで4億円の売上があったという。開始から4時間で既に半分の2億円を達成している。
※预售:予約販売、前売り
ただ、市場に大きな変化が起きた。
予約開始となる10月半ばから、12月半ばごろまで市場が動かないという事態が発生。
11月11日の以前は、安くなると分かっている商品を買う訳もなく、
11月11日以降は、半値以上で欲しい商品を買っているため、買い足す機会も少なくなる。
どこが大きく影響を受けたか、それは天猫に出品していないリアル店舗である。
これまでは、11月11日に買いそびれた人、在庫切れで仕方なく天猫で購入することをあきらめた消費者も多かった。
だが、今回は違った。
10月~12月の売上が鈍化し、50%~ひどいところで80%近く売り上げが下がったところもあるという。
消費者としても販売側としても、天猫に頼らざるを得ない事態が強くなってきているようだ。
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2015年双11预售规则详细解读:
①11月10日21:59之前付定金,30分钟内付款,11月11日01:00至23:59支付尾款;提前付定金多数商品还有折扣,尾款能用优惠券;
②支付定金不付尾款,不退还定金;支付定金+尾款,11月12日0:00可以对没发货的申请已支付全额的退款;
③预售商品多数支持7天无理由退换货,天猫国际、定制类、食品、内衣等除外;
④天猫国际保税仓发货,最迟尾款后21天内送达,否则赔20元/单;海外直邮发货,最迟尾款后31天内送达,否则赔50元/单;
⑤99%的预售商品全场包邮,发货时间参照商品说明;
⑥非天猫国际类商品预售,卖家发货后15天后自动确认收货;天猫国际类30天后自动确认收货;平邮除外。
这次双11预售,因为提前付定金有“抵用”更多的优惠,尾款也能叠加双11购物券,价格应该多数比双11当天下单要便宜一点,同时对工信部点名批评的以往预售退换货难的问题基本解决。不过买预售一定要选对供应链控制能力强的大品牌,厂家直销或产地直销更好,从付定金到收货时间较长,部分定制的商品可能存在缩水问题, 心里要有个谱,不要预期太高。
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次回レポートは、中国国内側から見た越境ECの脅威。をお伝えします^^
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執筆:
ネットショップ能力認定機構 事務局 猿楽
プリンをこよなく愛す、自称プリンアドバイザー。
2011年-2014年まで上海の通販会社に勤務。通販、店舗出店の営業・企画に従事。
ネットショップに関連する、気になる情報を抜粋して、ご紹介します。