10月27日に第2回農業ECカフェ(主催:ネットショップ能力認定機構 共催:中小機構)を開催いたしました。
九州各地(福岡、熊本)から、野菜/果物/お米など生産されている多くの生産者の方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
農業ECカフェとは?
今や、「おいしい食材・すばらしい製品ができたら完成」ではありません。
専門家をつなぎ、商品にさらに付加価値を付ける「仕組みづくり」が重要視されています。
この農業ECカフェでは、農業・生産の次のステージを目指すべく、
リアル店舗への流通、中卸だけの流通に加え、webを使って”個人のお客様”を獲得し、
Eコマースを駆使した新しい価値を作り出すコミュニティを目指します。
[第2回テーマ]==============================================
農業をデザインで変える〜第一次産業とデザインブランディングの重要性とは?
ゲスト:株式会社ファームステッド 代表取締役 長岡 淳一氏
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今回のテーマは「農業をデザインで変える」。
北海道・十勝を中心に、全国でデザインを通じた1次産業の活性化に従事されている長岡氏をゲストにお呼びし、「とかちデザインファームプロジェクト」などの事例紹介を交えながら、今回のテーマについてお話しいただきました!
これまで様々な農作物のブランドロゴなどを担当し、グッドデザイン賞も受賞された実績をもつファームステッド株式会社の長岡氏。その中で感じた一次産業におけるデザインの可能性について、少し抜粋してお伝えします。
デザインとブランディングは
第一次産業と食の新しい地域活性化への一つの答えである
ブランディングとは「他とはどう違うのか」を正しく伝えることである。
そのためには自分たちが生産物にかける想いやミッションを形にすることが必要となり、その表現手段としてデザインが挙げられる。
ブランディングを行う上で、考えるべき点は以下の3つである。
1)顧客は誰か?
2)目的は何か?
3)顧客に与える価値は何か?
これら3つを考え抜いてデザインやブランディングを作り上げ、多くの消費者に届くような仕組みを作ることよって、地域の食が全国に広まり注目されるようになり、第一次産業が地域をつくる、すなわち地域活性を行うことができるのです。
ファームステッド株式会社「事例紹介」http://farmstead.jp/portfolio
参加者の声
・事例と写真が多く分かりやすかったです。
・思いを伝えることの重要性「旗印」というキーワードは非常に重要だと思いました。
・加工品デザインや農園のロゴについて悩んでいたので参考になりました。
・農家の方々がロゴを持つことで生き生きしてきた様子がとても心に残りました。
このように農業におけるデザインの重要性を再認識いただいた農業ECカフェになりました!
今回のレポートは以上です!
次回の農業ECカフェは決定次第追ってご連絡いたします。
ネットショップの運営でお悩みの際は”気軽に勉強できる”ECカフェに是非ご参加ください。
今回のゲスト株式会社ファームステッド長岡氏に”これからの農業”について聞きました。
農業のあるべき姿から、販売スタイルの変化から起こる”これからの農業”をインタビュー形式でまとめています。ぜひご一読ください。
http://www.ecsoken.com/2251.html
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執筆者:
ネットショップ能力認定機構
運営事務局 浅田