- Home
- ラーニング・プロモーション動画, 最新情報
- これからの時代に求められる人になる!ファッションEC入門講座-第1回目-後編
これからの時代に求められる人になる!ファッションEC入門講座-第1回目-後編
- 2015/9/16
- ラーニング・プロモーション動画, 最新情報
- コメントを書く
これからの時代に求められる人になる!ファッションEC入門講座-第1回前編では、
ファッション業界のお話をさせていただきました。
つづきをご覧ください。
1.■ECに携わるにあたって知っておきたいこと
【1.「誰に」「なにを」「どのように」で売っていますか?】
ECだけなくビジネスの基本ではあるのですが、ネットショップをはじめるにあたって、この「誰に」「なにを」「どのように」で売っているのかしっかり考える必要があります。
この3つがはっきりしていないとせっかくいい商品、いいショップをつくっても、知られない、
売れないという事態になってしまいます。
ネットで実際にショップを作らなくても、
自分が「誰から」「なにを」「どのような手段で」「なぜ」買ったのかを、買う前にちょっと考えるクセをつけることで、「商売のセンス」というのを磨いていくことができます。
本講座では代表的なネットショップであるAmazon、楽天市場、zozotwonを見比べながら、
「誰に」「なにを」「どのように」について考えていただきました。
【2.対面販売じゃないからこそ考えておきたい「誰が」売っているのか】
みなさんはネットでものを買うときにこのショップから買って大丈夫か?と確認したことはありますか?
EC市場が成長するにつれてネットショップの数はどんどん増えてきます。
またネットショップは店舗でもマンションの一室でもどこでもできますし、個人でも法人でも売ることができます。
こういうことを考えると今後ネットショップにおいて大切になるのが「信頼」できるショップかどうか。このショップは果たして安心なのか?誰が売っているのか?商品管理はちゃんとしているのか?などを消費者が確かめることがどんどん当たり前になってくると想定されます。
この信頼を生む取り組みや確認の手段の一つとして、中国での友人にSNSで確認する例、オークションのレビュー画面や、ネットショップのオーナーのブログ、ネットショップ能力認定機構の優良ショップ認定制度についてご紹介いたしました。
海外との物の売り買いがインターネットで行われるのが普通になるとさらに「信頼」というのは大切になってきますね。
■ファッションECの海外展開はインターネットでもできる?
【1.海外展開が進んでいない日本のファッション企業】
国内のファッション業界全体の市場は縮小傾向にあるなか、海外進出を進めていきたい企業は多いと思います。UNIQLOを運営しているファーストリテイリングをはじめとして数社以外は、海外進出が進んでいないのが現状です。
【2.まずはインターネットで海外展開が当たり前の時代に?】
経済産業省の調査によると、
日本企業の強みより、主に9つの民間企業の事業展開戦略オプションをあげています。
(1)「街」「館」総合開発型
(2)売場プラットフォーム輸出型
(3)EC展開型
(4)メディアコンテンツ連携型
(5)機能・技術訴求型
(6)美容サービス・規格輸出型
(7)産地ブランド化型
(8)王道ラグジュアリ追求型
(9)現地小売業展開型
このなかでEC展開型というものがあり、活かせる日本企業の強みとしては「着こなし提案力」と言及されています。
また、以下のグラフより、各国における販売チャネルにしめるECの割合は基本的に増加傾向にあります。従来は展示会に出展し現地のバイヤーに売ってもらう、現地に出店して売るというやり方がメインでした。しかしながら、各国のEC市場のが成長するにあたって、日本にいながら海外展開のできるECという選択肢がコスト・リスクともに従来の手法に比べて低いため、あたらしい当たり前になる可能性が秘めています。
出典:経済産業省 ファッション業況調査及びクールジャパンのトレンド・セッティングに関する波及効果・波及経路の定量分析 調査報告書
これからファッションビジネスに携わるには海外市場抜きには考えられません。インターネットを使えばコトバができないは理由になりません。国内だけでなく海外の動向もたえずチェックしておきたいですね。
■まとめ
本講座中もなんども言及しましたが、EC市場は成長を続けています。働くのであれば成長市場に身を置くというのが一番「安定」しているという考え方もありますし、事実ECについてを知っている人のニーズというのは増えてきています。
★さて、長くなりましたが本講座のまとめです。★
・EC市場は成長市場であり、ファッション分野も同様です。
・プレイヤーが多くなるため「信頼」というのが今後ますます重要になります。
・国内ファッション業界は縮小傾向、海外市場抜きは考えられない時代になることが予想されます。
・海外進出にまずはインターネット販売を一つの選択肢として、取り入れることが重要です。