12月13日に実施いたしました、第11回ECカフェのレポートを共有します。
お足元の悪い中、ご参加くださり誠にありがとうございました!
[第11回テーマ]==============================
2017年に備えて、今ネットショップ運営で”やるべきこと” ”やめるべきこと”
ゲスト:株式会社BUYON 取締役 師橋 淳一氏
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<<第11回ECカフェご案内>>
これまでもゲストとして登壇いただいている、ECカフェの人気講師・師橋氏をお呼びし、目まぐるしく変化する近年のEコマース事情を解説していただきながら、来年・2017年のネットショップ運営に向けて、「やるべきこと、やめるべきこと」をお話しいただきました!
◆2016年から2017年にかけてのEコマース事情
EC業界は移り変わりが激しく、2〜3年前に主流だったことがいまでは古くなっているなど、その変化は常にとらえていかなければならないものだ。
●10年前の集客方法の主力は、SEO対策・アフィリエイト・リスティング広告だけだった。しかし近年では、従来の検索エンジン経由に加えて、SNS経由・価格ドットコムやアットコスメといった外部サイト経由でもネットショップの集客を図るのが主流である。
●特に2016年は、GoogleやYahoo!が仕様を変更し、「文字数が多い」「記事にボリュームがある」「リンクが多く貼ってある」といったサイトが検索結果で上位に表示さようになった。
この仕様は2017年秋ごろまで変わらない見込みだが、この流れを活用する際は、作成したサイトの中身に信憑性が高いかどうかを今一度考慮する必要がある。
◆やるべきこと・やめるべきこと
新しくネットショップ運営を始め、月商100万円、500万円…に到達させるためには、やるべき作業が多い。そのため、出荷梱包・カスタマー対応・HP作成などなど、本来専業であるべき仕事を兼業でやっているオーナーも多い。しかし、オーナーが本当にやるべきなのは、ルーティーンワークではなく、ネットショップの売り上げを伸ばすための「頭を使う」仕事である。
有限な時間の中で売り上げを伸ばすには、「外注」と「内製」をうまく使い分けて、ネットショップ運営を“自動化“させることが重要だ。運営にかかわる全部の仕事をオーナー一人で抱え込もうとするのは間違いである。
外注・・・依頼企業のノウハウに頼ることができるので失敗が少ない。
競争力が強いので、地方より都心の支援会社の方が仕事の質が高い。
内製・・・業務内容を自社のノウハウとして蓄積することができる。
ただし、この両者は、各々のネットショップに合わせて的確なバランスをとることが必要だ。
では、オーナーは具体的にどのように戦略を練り、ネットショップを運営していけばよいのだろうか。よく耳にするオーナーの悩みは、「サイトの露出は多いにも関わらず、購買に結び付いていない」というものだ。そこでInstagramでの、“お客さんを購買まで結び付ける戦略”の一例を見てみよう。
まず、広告を打ち出したりフォロワーを買ったりして、当該Instagramのフォロワー数を1000名程度にまで増やす。そのうえで、本当の見込み購入者を増やしていく。見込み購入者を増やすヒントは3つある。
1.商品に出会うまでのストーリーを組み立て、お客さんと共有する
2.同じカテゴリの商品・イメージに絞り、統一感のあるページを目指す
3.ハッシュタグをつける・フォロワーからのコメントに対しきちんと返事をする
忘れてはならないのが、Instagramでは売りたい欲を前面には押し出さず、あくまで「こんないい商品見つけましたよ!」というスタンスでお客さんとの繋がりをもつことだ。当日のECカフェでは、実際にこうした地道な取り組みをしている主婦の方で、Instagramを活用しつつネットショップ運営で成功されている方の事例紹介も行われた。
◆最も多くご参加いただいた賞!
これまで開催した全11回のECカフェのうち、最多8回の参加をしてくださった方へ、弊社で提供しているサービス、ネットショップ検定の公式テキストレベル1対応を贈呈させていただきました。ぜひネットショップ運営を体系的にまとめ、302ページにわたって記載されておりますので、ぜひご参考になさってください♪
今年のECカフェの開催は、今回の第11回で最後となりました。
来年のECカフェでも皆様のご参加をお待ちしております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
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執筆者:
一般財団法人ネットショップ能力認定機構
米澤